東玉（斎木実）は大豊軒東玉、明治期日本橋蛎殻町に在した人形師です。墓所は巣鴨の染井霊園と言われます。現在ではたまに市場に出てくることはありますが、その人形も滅多に見られなくなった名人です。残っている作品が少なく市場に出れば珍重されます。特徴は写実的で丁寧な仕事とふっくらしたほほの丸いお顔と銀杏型の目。明治期の本作品は保存された状態もよく手、足とも写実性にすぐれお顔も東玉の特徴を良く表しています、貴重品です。着物は当方の手縫いの作品で平絹に松竹梅の刺繍と鶴、袷、平袖です。スタンドは撮影用で付属しません。大きさは約50Cm15号です。東玉の弟子の系譜には第一回帝展(S11)に「幼女」で入選した野口明豊がいます。（2023年 5月 18日 16時 21分 追加）本作品は明治時代の作品です。骨董品の範疇ですので経年劣化により多少の汚れやニューなどが見られます。入札をご検討の際は充分ご承知ください。