推定1910年代頃のユーロアンティーク。 ジレ/コート/トラウザーズが揃った、非常に珍しいウールの3ピース。 ぎっしり高密度に織られた肉厚なウールシェルに艶のあるブラックコットンのライニング、 縞の織りが入るアイボリーカラーの綿生地も、近代の衣服では出会えない素晴らしいクオリティ。 フロント3段のダブルブレストによる狭いVゾーン。 コートの前立てにはポケットが存在せず、後裾深く入るベントのタック裏に2つの隠しポケットが付きます。 4つポケットフロントのジレは、首下が丸く湾曲した美しいカッティング。 ボトムスはボタンフライ、ステッチ装飾が乗ったスリットポケット。 ベルトやサスペンダー等の補助具無しでもはまる方が多そうな、良いサイズレンジのシンチバック仕様。 古い衣服全般に言えることですが、 現代の感性とは異なる機能美、ものづくりにはいつも新しい気付きがあります。 100年以上前の服が問題なく着られるコンディションで、 加えて3ピースで出てくる機会は殆ど無いと思います。 〔measurement〕 vest front length (前着丈):62cm back length (後着丈):55cm shoulder width (肩幅):37.5cm pit to pit (身幅):49.5cm coat length (着丈):105cm shoulder width (肩幅):42.5cm pit to pit (身幅):49cm sleeve length (袖丈):61cm trousers waist(ウエスト):78~88cm rise(股上):34.5cm inseam(股下):71cm out seam(アウトシーム全長):100.5cm thigh width(渡幅):35cm leg opening(裾幅):23cm 〔condition〕 7/10 画像の様な小傷や薄汚れ、補修跡、自然な色むらがございます。 いずれも着用時に目立つものではなく年代の割に非常に綺麗な状態を保っておりますが、神経質な方はよくご検討くださいませ。 There are light stains, scratches, repair mapk and natural colorunevenness as shown in the images.